遊友ハイキングクラブは春日部市、越谷市、さいたま市のメンバーが集うクラブです
- 雨の登山リーダー:豊島 泰
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一般的に、雨天時の登山とは・・・。
①視界が悪くなる。
樹林帯は森がある程度雨を避けてくれるが、やはり視界は悪くなる。
メガネをしている場合、曇りまくりで前が、全然見えなくなる。
暗くなる時間も早くなるし、昼間でも結構薄暗い感じがする。
分岐や踏み跡の薄いところは一度立ち止まってルートの確認が必要。
②滑ります。
岩や木の根などは特に滑りやすくなりますし、落ち葉の上もズルっとなる。
とくに危険なのは岩場や鎖場など。岩場はスリップすると滑落の危険も。
また、雨でどろどろになった登山道の下りも注意。
無理にペースを上げたりしないよう、一歩一歩慎重に歩くしかない。
転倒した場合に備えて手袋(軍手等)は必ず嵌めておくこと。
③疲れて遅くなります。
身体や靴が濡れる不快感が、通常よりスピードをにぶらせるし疲労も大きくなる。
雨量が多いと登山道が川になってしまう。イコール、靴や靴下まで濡れてくる場合がある。
また、ずっと雨が降り続いていれば、休憩するのも難儀するようになってくる。
防水浸透性能の良いゴアのレインジャケットを着ていても行動中は中は汗でぬれます。
④低体温症の危険が。
夏は(梅雨時期など)暑いので行動をしているうちはまだ良いですが、
止まると冷えます。靴下なども含め着替えは用意していった方が良いと思います。
若ければ濡れてもクリアできますが遊友年齢の場合、注意の必要があります。
9月山行「谷川岳」は、予報どおりの雨天でした。
雨の登山の経験もアリかと思い、また往復コースなので行けるところまで・・・
といった安易な心づもりで雨天決行しましたが、参加の皆様どうだったでしょうか?
会長にも色々ご心配おかけしました。お詫び申し上げます
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- ゲスト参加させて頂きました吉村恵子です。
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初めての谷川岳登山でしたので、かなり不安もありましたが、皆様のお蔭で無事に楽しく登る事が出来ました。
雨が残念でしたが、素晴らしい景色も見る事が出来て、思い切って参加して、本当に良かったと思いました。
帰りの温泉も、とっても気持ちが良くて、足の疲れも取れてしまいました。
会員の皆様、リーダーの方、会計の方、御世話になり有難うございました。
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- 9月山行「谷川岳」に参加して/戸邉 茂雄
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9月8日(日)、谷川岳の山行に参加しました。谷川岳は群馬・新潟の県境にある三国山脈の山で、日本百名山のひとつです。
頂部は二峰に分かれており、それぞれトマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m)と呼ばれています。
谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水峰のために天候の変化も激しく、
遭難者の数が群を抜いて多い山です。また、気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となっています。こうしたところから、
谷川岳は「魔の山」、「人喰い山」、「死の山」とも呼ばれています。
朝4時に起きた時には雨は降っておりませんでしたが、家を出た5時過ぎには雨がぱらつきだしました。
今日の天気予報は前線の影響で雨です。5:40にせんげん台組6人がバスに乗車、続いて5:55に春日部で17人が乗車し、
合計23名で小雨が降るなかを出発しました。今回も運転手は舘山さんです。今朝、2020年のオリンピック開催地が東京に
決まったとのニュースがあり、それを見越してか、豊島リーダーが東京オリンピックの映画ビデオを準備してくれて、車中では
そのビデオを見ながら行きました。6:15に岩槻IC、6:50に岩舟JCT、7:32に高崎JCTを通過し、8:10に
水上ICから高速を降りて国道291号で谷川岳に向かいました。谷川岳駐車場に着いたのは8:30でした。道路が空いていた事や、
ドライバーが舘山さんであった事から予定より少し早く着くことが出来ました。雨が降っておりましたので、バスの中で雨具を着て
バスを降りました。そして、8:53に土合口駅からロープウェイで天神平に向かいました。土合口駅の標高は746m、天神平駅の
標高は1,319mです。ロープウェイの長さは2,400mです。15分で登り切り、9:08に天神平駅に着きました。
今回の登山ルートは「天神尾根ルート」です。雨の場合の別ルート案「山麓歩き」もありましたが、当初の予定通り天神尾根ルートを
行くことになりました。豊島リーダーが滑り止め用に全員分のわら縄を用意して下さったので、わら縄を足に巻いて9:20に天神平から
雨の中を登山開始しました。時折雨が止むこともありましたが、ほとんど雨が降り続く中を歩き、10:15に熊穴沢避難小屋に到着、
11:00に天狗の留まり場に到着しました。そして雨風が強くなってきました。これより先は間もなく岩場になるので、先に進むのを
断念し、引き返す事となりました。12:00丁度に熊穴沢避難小屋に戻り、狭い小屋の中で昼食をとりました。30分ほど昼食休憩を
とり、13:30に出発点の天神平に戻りました。靴の泥を洗い流し、雨具を脱いで、13:36に天神平駅からロープウェイに乗り、
13:51に土合駅に着きました。谷川岳の頂上には辿り着けませんでしたが今回の登山は終了しました。14:10にバスに乗車し、
上牧温泉「風和の湯」(みなかみ町営)に向かいました。途中でコンビニに立ち寄り、ビールを買って飲みながら温泉に向かい、
14:50に到着しました。16:00まで温泉で入浴、飲食をして帰路に着きましたが、この頃は太陽が出て陽が差しておりました。
バスの中で飲み続け、18:30に久喜IC、19:00に春日部に到着しました。せんげん台組はいつもの様に中華食堂で反省会を
行いましたが、それでも20:40に帰宅できました。お蔭で、テレビドラマ「半沢直樹」にも間に合いました。
これまでの山行の殆どは晴れでしたので、今回の様な雨の山行もまた良き経験となりました。しかし、頻繁にあっては困ります。
次回は紅葉ですので、是非晴れることを祈ります。雨の中の山行にあたって、滑り止め対策まで気を使ってくれた豊島リーダー、
会計の清水さん、菅谷さんはじめ皆さんありがとうございました。次回も宜しくお願いします。
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- 谷川岳ゲスト参加の吉田ひとみです。
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雨を物ともせず、山頂を目指して登っていく皆さんの勇気に感服しました。
2013年9月8日。谷川岳出発直前に2020年TOKYOオリンピックが決定しましたね。久しぶりの明るいNewsで日本中が沸き立っていたし、
メンバーの戸邉さんから「俺は晴れ男だから、天気は大丈夫」と聞いていたので、この勢いに乗って雲も飛んでいくのかなと思い参加
しました。
雨も自然の一部。山が大好きな自然を愛する遊友メンバーの方々はずぶ濡れになっても意に介さず、美味しい食べ物を回してくださり、
ごちそうさまでした。
村田さんの奥様は天神尾根に行かずに天神平で待たれるとの事でご自身のリックサックカバーを貸してくださいました。お陰で荷物が濡れず、
助かりました。35年前に上高地をベースキャンプにして穂高に登ったのが前回の登山でしたので、世の中にリュックサックカバーというものが
存在していることをこの時初めて知った次第です。
リーダーの豊島さんが配ってくれた「アラナワ」が山では宝物に思えて大切に持ち帰りました。よく晴れた翌朝に小判が葉っぱに変わって
しまった気分を味わいましたが……。準備していて頂き感謝します。今年の夏は海で泳ぐことも出来ましたし、山も登れました。野生が呼び
覚まされて、自然の近くに居ると地球との一体感がありますよね。