2013年1月山行 太田金山・七福神めぐり

1月山行「太田金山と七福神巡り」報告  担当リーダー:藤井一義
 今年最初の遊友ハイキングクラブ山行は新田の里と呑龍様で知られる群馬県太田市で、我家の故郷でもあり、少々いつもよりもリーダー役にも力?が入るかな、有意義な時間をみんなに少しでも楽しんで満足してもらいたいと思い年末前に太田に立ち寄った際にバスが止まれそうな場所など下見もしておいた。当日の天気を先祖にもお願いしていたが?本日晴天なりとなった。で、今日は気合いれて観光案内と行こう、・・。
 せんげん台6:45春日部7:00集合出発、今回は特に時間配分スケジュールとバス待機場所、ルート詳細を山口運転手に説明し時間と場所を明記した地図を用意しておいた。車内であらかじめ取り寄せた太田と七福人のパンフレットを配布し案内の順序など概要を説明。早速久喜IC~東北道で佐野藤岡ICに降りることにして50号で太田市市街地に東から回りこむと東金井の信号から最初の目的地の曹源寺の駐車場に到着、予定より早めた成果か?9時前に到着で、予約の時間前であったため住職に電話して参拝お願いした。快く開けていただき説明していただく。総勢27名がさざえ堂を拝観、お堂内を回廊しながらぐるりと回り、外観2層で内部3層構造の正方体のこの建物はさすが歴史があり関東から東北、関西の100体の仏像が見事に祀られている。
  9:35さざえ堂の布袋尊・他百観音の次は、歩いて永福寺(寿老人)から玉巌寺(福禄寿)と回ります。玉巌寺からルート321号道路の臨時駐車場にバスを待機させたのですぐに乗車する、(このとき太田在住の姉がバスの駐車場所を教えてくれたり差し入れ等も頂く)10分で史跡ガイダンスに行き仮予約していたのですぐに新田と太田の歴史・史跡のガイダンスを放映、展示物を見学し、再びバスに乗車し金山駐車場に向かった。

11:10金山の駐車場には、案内の知人岡田氏が待機していて早速パンフレットと説明を受け丁寧に駄洒落を飛ばしながらの案内で史跡めぐりし新田神社まで誘導していただいた。私が子供のころの金山と違い金山城址が見事に復元されていて感心した。石垣は新田神社の裏手にその当時の石積み歴史が残っていた。12:45空ッ風が強いので休憩所に入り昼食をとる。休憩後迂回して舗装路を駐車場バスに戻り荷物を手軽にして金山ハイキング路を下山する。3名がバスで下山希望になったので次の金龍寺駐車場を運転手に説明しておき、24名が山道をハイキングとなった、ルートはで金龍寺経由で大光院に出る道を行く、残雪はなく乾いていたので歩きやすい。途中の新田義貞供養等から金龍寺(毘沙門天)14:10着先にバス組の3名がお参りしていた。そこで又別かれてバス組みとは大光院東駐車場から寺の本堂境内で合流することにして、再び山道沿いにハイキングし14:25大光院(呑龍様)に到着ここは弁財天が祀られている。私は太田に来ると訪れているので毎度おなじみである。ここからバス組み3人も合流し27人で呑龍様の門前通りから、おやきの山田屋の角を抜けて受楽寺(大黒天)に向かう山門の石段を登り14:45到着お参りを済ませ、小高い起伏の高山をぬけて、市街地を南に少し歩き右折して我家の菩提寺東光寺の前を軽く会釈してから通りをぬけて向かいにある本日最終7寺目の長念寺(恵比寿神)に15:10到着した。ほぼ予定の時間でこなすことができた。
 これで無事に七福神巡りもすみ福を少しでも与えていただけたかと思うしだいである。後は、恒例の日帰りの湯へ、これも七福神の名がついた露天風呂がある安眠の湯(仮予約ずみ)に立ち寄る。駐車場は大混雑であるが、運転手さんに調整して待機していただき、1.5時間くらい休憩で、ようやくビールにのどを潤すことができました。帰りの車内で古参の浜崎さんに会長より遊友の記念品贈呈などあり各々歓談しながら、皆さんのお礼の感想も頂きました。
 今回は、地元の姉や知人の方々の協力を受けて無事に御案内できた事、また会員皆様のご協力に感謝いたします。山とはまた違って市街地観光など慣れなくて少々肩こったなー・・(独り言です)皆様もお疲れ様でした。

あれから……15年 / 浜崎敏子
時の過ぎるのは、早いものですね。遊友ハイキングの第1回山行は牛年で牛伏山に行ったのは、ついこの前の用は気がしますが、もう15周年を迎えたということは私もあれから15才年を重ねたことになり、つい2、3年前から高齢者NO.1になってしまいました。 会の会計も岡本はま子さんと10年間引き受け元金もある程度貯める事ができ、岡本さんが体調をくずされ退会された際に会計は、佐藤きよみさん、西川さんが引き受けてくださることになり今日に至っております。 これからもバスハイク組みでガンバルつもりですが、……寄る年波には勝てないかも。 15周年記念に会より記念品(置時計)をいただきました。これもひとえに会長初めてして役員の方々に、現会員の皆さん退会された方々のご支援ご協力の賜物と心をあつくしております。 会の15周年を祝いこれから会の発展とともに、会員の皆様の無事故で楽しい山行が続行されます様に願っています。 本当にありがとうございました。  浜崎敏子
1月山行「太田金山&七福神巡り」に参加して/戸邉茂雄
2013年1月の山行は太田金山と七福神巡りです。太田金山は、群馬百名山の1座で標高239mの山です。そして、上州太田七福神は、太田市を代表する観光地であり、金山山麓の7つの由緒あるお寺に祀られています。
 1月20日(日)6:45せんげん台、7:00春日部を総勢27人で出発しました。今回のリーダーは藤井さん、運転手は山口さんです。7:35久喜ICから東北道に入り、8:10佐野藤岡ICを出て国道50号で太田へ向かいました。8:45に「布袋尊」が祀られている曹源寺(さざえ堂)に到着しました。若いご住職から説明を受けた後、外見からは2階建てに見えるが内は3階建ての回廊式の堂内に安置された百観音を見て回りました。次に向った先は「寿老人」が祀られている永福寺です。歩いて10分で9:50に到着です。更に5分歩いて10:10に「福禄寿」が祀られている玉巌寺に到着です。そこから少し歩いた先にバスが待っていてくれてバスに乗り込み史跡金山城跡ガイダンス施設へ向かいました。10:30から30分ほど多目的ホールでビデオや展示物を見て金山の歴史について勉強した後、またバスで5分ほど行った先に金山駐車場があり、そこでバスを降りました。金山は、太田に住んでいる藤井さんのお姉さんの友人の方が案内してくれました。血液型がO型で身体は小型という岡田さんという面白い方でした。金山の歴史に非常に詳しく、手作りの資料を片手に金山城址跡を説明・案内して頂きました。11:10から昼食も入れて2時間半ほど金山城址跡や新田神社などを見て回りました。その後は残りの4つのお寺巡りです。14:10に「毘沙門天」が祀られている金龍寺、14:20に「弁財天」が祀られている大光院(呑龍様)、14:40に「大黒天」が祀られている受楽寺、15:05に「恵比寿神」が祀られている長念寺と巡って、七福神巡りが終了しました。7つのお寺でお賽銭をあげ、お参りをし、スタンプを押しましたので福運があることを期待します。
 その後は、疲れを癒しに温泉入浴です。太田市内にある「安眠の湯」に行きました。15:45~17:30まで温泉でゆっくりとくつろいで、帰途につきました。帰りのバスの中では、浜崎さんに15周年記念表彰で記念品の贈呈も行われました。10:20佐野藤岡IC、19:05久喜IC、19:35春日部、19:50せんげん台へと帰ってきました。せんげん台ではいつもの様に反省会を行って21:20帰宅です。

 今回、リーダーの藤井さんには事前の下調べ、お姉さんやその友人のご協力なども頂き、完璧なご案内を頂きありがとうございました。とっても楽しい一日でした。また初参加の田中さんはじめ皆様ありがとうございました。今年も宜しくお願い致します。


過去を追うな
未来を願うな
ただいま なすべきことをなせ

【飲酒の十失】
一、 財物を失う
二、 多病におちいり
三、 斗爭をこのみ
四、 淫逸に流れ
五、 悪名遠く聞え
六、 智慧とみにとぼしく
七、 心にざんきをおぼえず
八、 顔に悪相あらはし
九、 現世は人ににくまれ
十、 来世は苦をうける

心にしみた七福神/饗庭

藤井さんがリーダーなので、天気も行程も心配ないと安心の出発。一日を通して充実した一日でした。それというのも こんなにも熱心に祈ったことはかつてありませんでした。
病気のこと、孫の成長のこと、いろいろあってそうさせたのだと思います。家族から、スタンプがすべて押されたのを見て「今年はいい事あるかもね」。そうありたいです。
春日部で思いもかけず、有志から誕生祝をしていただきました。照れくさい気持ちより、今までにない誕生祝の感じがしました。帰宅すると家族がケーキにローソクをともして待っていてくれました。初めてうれしい気がした瞬間でした。
皆さんに感謝、すべてに感謝です。

Re: 心にしみた七福神 - TOBE
太田金山&七福神巡り、お疲れ様でした。正月に相応しい山行でとっても良かったです。名リーダー藤井さんと皆さんに感謝です。 私のブログと写真アルバムへのアップも完了しましたのでご覧ください。→こちら
新年山行をふりかえって/伊藤松雄
赤城おろしというカラッ風が吹く赤城山南麓の地は、群馬県と栃木県にまたがり、両毛の名でよばれている。
 群馬県みどり市笠懸町の岩宿遺跡をはじめ、旧石器時代や縄文時代の遺跡が多数点在し、太古の時代から、人々が生活していたことを物語っている。
 2013年の新年山行は、藤井さんの故郷・両毛太田市の「七福神めぐり」である。
まさしく赤城おろしというカラッ風が吹く日であった。
 「すげー!」
私の全身に電流が走った。マチュピチュ遺跡にも似た堅固な要塞が私の前に立ちふさがった。金山城大手虎口に復元された石垣群である。
 藤井さんの知人、岡田ガイドさんによると、応仁の乱(1467年)の翌年に築城されたという。応仁の乱といえば中世、室町時代の初期である。が、確かに近世城郭の高石垣とは異なり、ギリシャ、ローマ遺跡の写真で見たような風景に、排水処理までもが施かされている。本当に日本中世の城郭なのか!? 目を疑った。そして城の規模は壮大、大展望もひらける。
 金山城は「山城」にもかかわらず、円の形状した月ノ池、日ノ池がある。石で囲われ、古代ギリシャの水浴施設を彷彿するものまでもあるのだ。
私は城に行くと、この城をどう攻めたら落とせるのか、と、落城探しに興味が湧く。
山城の弱点は水路、食料にある。しかしこの城の備えは万全、しかも三方は堅固な崖に囲まれ、攻めるとすれば西側からであろう。バスを降りてすぐに西矢倉台に走った。なんとそこには土塁の下には堀切(掘られた防御施設)がある。しかも背後には八王子砦がそびえ、敵に挟み討ちにされる危険が潜んでいた。
さらに実城(本丸)にむかって、行けば、いくほど、敗北感にさいなまれてくる。
大手虎口前の大堀切は、長さ46m、幅15m、深さが15メートルと大規模。岩盤を削った根底には障害物も隠してある。見上げると堅固な石垣に組まれた物見台から、弓矢、岩石が放たれてくること必至。
目をこしらえると、山の斜面に丸太で組んだ掛け橋道があった。よし、ここから攻めよう!と、足を進めた。とたん、奈落の底に…丸太が切り落とされる仕掛けがあるのだ。
「ダメだ↓こりゃあ…」
「この金山城には越後の上杉」、「えっ、上杉謙信?」
「甲斐の武田」、「武田勝頼までも…」
「常陸の佐竹、相模の後北条などからの攻撃を受けましたが、そのつど撃退した難攻不落の名城です」と、岡田ガイドさんの熱い鼻息に、出鼻を完璧にくじかれてしまった。
本丸の新田神社の北側下には当時の石垣が残っていた。「野面積(のづらずみ)」に、長い石の大きい面を奥に、小さい面を表にしている。別名「ゴボウ積」とよばれているものだ。ここに石垣があるということは…神社を発掘すれば本丸の構造がはっきりし、スケールでかい城がよみがえるのではないか?と思うのだが、神社を壊すとなれば罰あたりだ。私はどうも罰あたりのことや、常人が考えないことを考える、変人であるようだ。
いいえ、あなたはオオカミ少年です。いつもバカばっかり言っているからと、妻。
新田神社前で岡田さんに「なぜ出雲大社は2礼、4拍手、1礼なの」と質問をしている。
ようやくワシの出番!と思いきや、「古来出雲の国譲りはウソで、九州から侵攻してきたヤマト・神武天皇に追われてしまったのが、国譲りの本質です」と、出雲神社の由来から話した矢先、質問者は、シラ~。
「新田義貞ってなにしたの?」
エッヘン!ワシの再登場だ。
「後醍醐天皇の命によって鎌倉幕府を倒し、南北朝の争いで楠正成と一緒になって足利尊氏と戦ったが、敗れ、福井で命を落としてしまった」… しかし周りはシラ~。
金山の名は、15世紀頃より鉄鋳(かない)する山、からの転訛といわれ、鉄を造っていたと岡田さん。「その鉄と、福島で造られた鉄で奥州を攻めたのですよ」と応じると、
「そうです」と。
しかし我が遊びの友は、シラ~。だれもワシのことは信じてくれない…
帰りの車中でアテルイのことを話すも、シラ~。 ワシはやはりオオカミ老人か…。
そんなときだった。差し入れのビールがあったのは。ビールを飲めば気分はルンルン。素敵な今日がよみがえってくるから、ワシの頭は軽い。
● 一昨年とちがって参加者が多い今年の山行。新たに31人乗りと大型バスを手配することになった。しかしキャンセルがあれば参加者に負担がかかる。嬉しいが心配だ…
● さざえ堂の建築構造を教えてくれた建築家の藤井さん。おいしいミカンをくださった藤井さんのお姉さん。いつもお菓子やおかずを作ってくれる遊友のお嬢たち、に、感謝!
● 遊友の創始者のひとり、浜ちゃんは今日も元気。知りあって24年になった。今の遊友には、歩きが遅い、と文句をいう人はいなく、相手を思いやる優しい会員でいっぱい。超ウレシカー!浜ちゃんはじめ、古希をむかえた方々。今年も山でお会いしましょうね。
● 金山城は、「山城」の備中松山城、天空のマチュピチュ・兵庫県の竹田城とは違う壮大な防御施設がある。静岡県三島市にある山中城の防御施設にも驚かされたが、築城は戦国時代末期だから金山城に軍配。しかもガイダンスは無料ときた。太田人の布袋様に脱帽!
こりゃあ春から縁起がいいや、と、春日部で饗庭さんの誕生祝い。気がつけば目の前にお祝いのケーキもならんでいる。嬉しさ倍増の新年山行、そしたらお酒をグイッグイッと。
翌日は反省日。二日酔いの頭に、妻から痛~い!お灸をすえられた(イテッ!)
こんな会長で、申しわけありませんが、今年も安全で、楽しい山行、バスハイクができることを、役員ともども、よろしくお願い申し上げます。
2013年1月23日
   遊友ハイキングクラブ会長 伊藤 松雄